· 

電力業界のまさか

まさか、こんなことになっているとは!!😿

驚き、桃の木、山椒の木!!

切っ掛けは、2年半前に大手電力会社との電気代最適化交渉のシナリオを書かせて頂き、従前と比べて年間4千万円の電気代の削減をサポートさせて頂いたお客様の会長からの1本のSOS電話でした。

電力会社から不退転の決意での3千万円の値上げ要請でした。

純利益が3億円の会社であれば10%の利益が確実に失われます。この時期に、「はい。そうですか。わかりました。」で受け入れられるものではありません。加えて、時期も来年の4月からです。新電力が絶滅危惧種になった今、咬ませ犬もいなく、決断までの時間も残されていません。

気になって直ぐに、各電力会社の2022年度第2四半期(今期の上半期)の最新の決算を調べました。腰が抜けました!!

該当の電力会社の上期(6ヶ月)決算は、過去に見たことがないくらい傷んでいました。日本で電気を沢山使う上位3社の超優良顧客を管内に抱え、いつも最大の営業利益率を誇っていた電力会社が、上半期前年同時期比で2割も売り上げを落としていました。こんなことは、過去に類を見ません。

結果、営業利益額も半減していました。先々を考えると、値上げ要請は電力会社にとっても死活問題で、受け入れてもらえなければ、また、儲からないお客様なら、いくら大口でも“さようなら”を言わざるを得ないくらい電力会社もまた追い込まれていました。

まさに、小生とAnPrenergy代表の村谷敬氏が著した4年前の「電力の未来」の中で書いた“自由化とは、買う側も自由に購入先を選べるが、売る側も自由に販売先を選べる”の通りになって来ました。

明日からも暫く、その対策も含めた電気代の高騰ネタでブログを書き進めますので、下記の「10大電力の2022年度上半期決算一覧」をじっくりと見ておいて下さい。

10大電力の2022年度 上半期決算一覧
10大電力の2022年度 上半期決算一覧

いずれにしても今後の電力会社生き残り戦略は、この数字から立案・実行されます。“敵を知り、己を知れば百選危うからず!!”です。

一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之