電力業界のまさか Ⅲ

“幽霊の正体見たり 枯れ尾花”どころではありません!!😿😊

驚き、桃の木、山椒の木!!~その3~

今回の企業を急襲している電力会社の値上げ要請は、辛辣です。

基本的には、お客様ごとの収益を電力会社側が自社基準で勝手に弾いて、儲かっていなければ、儲かる水準の料金への引き上げを要請します。断れば、さようならですが、お客様には以前と違って新たな受け皿がありません。

また、赤字ではないところには、某石炭火力発電の比率が日本一高い電力会社は、5%の値上げを要請しています。おっかぶせるように、回答の期限を2週間に切っています😿競争環境にある市場では、起こり得ないことです!!

確かに、年間で1兆円も売り上げ、営業利益が50億円では、自らの持続可能性を担保する為の経営戦略としては十分に理解は出来ますが(なぜなら、5%の値上げを須らく行えれば、営業利益は10倍の500億円になります。昨年からの累損も一挙に解消です)、利益を内部に留保する為にどれだけ多くの関連会社を作っているか!それらを整理した上での話なら分かりますが、全くも持ってそうではありません。

もうひとつ、おかしな話があります。大企業がこぞって、「2030年温室効果ガス削減〇〇%、2050年カーボンニュートラル」を宣言する中、それを支えると言うか、最も密接に関係する電力会社の中で、これを打ち出したところはありますか???

このままでは、またまた英国と同じように、大手電力会社は、独占禁止法の「優先的地位の濫用」で訴えられます。

まあ、これまでの10大電力会社の副社長には、独禁法に関連する最たる省庁の経産省から必ずと言っていいほど何処にも副社長としてOBの方々が就職をし、素敵な額の役員退職金を持ち帰られていましたので、期待は薄ですが・・😿

いよいよ、関西電力と中国電力の合体、四国電力はNTTグループの電源への序章の幕が切って落とされた気がします。

あと少し、リアルに現場で起こっていることを書き連ね、週末辺りから、対応の処方箋を書きたいと思います。

☆内側から見るのと外から見るのとでは、同じものでも見え方が違う。宇宙から見える地球が、須らくの日本人の「SDGsの正体」を見極めた上での価値ある取り組みの結果、いつまでも青くあって欲しいとの思いを込めたSDGsBiz の会員バッジの写真を添えます。

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一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之