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小売電気事業者の正体

幽霊の正体見たり枯れ尾花”どころではありません!!😿😊

驚き、桃の木、山椒の木!!~その4~

現在、高圧契約のお客様に電気代の値上げを要請しているのは、大手電力会社に留まりません。

新電力も既に、「電力卸売市場」での電気代単価が上昇していますので、それでなくても儲からない高圧のお客様には一刻も早く去ってもらいたいと言うことで、「基本料金単価を大手電力会社に揃えます。」との連絡を、営業マンが訪ねるでもなく(そもそも、いない)、メール1本、代理店からの連絡ひとつで済ませようとしています。

「電力の未来」「エネルギーの未来」の中でもその結末を予想して来ましたが、もはや、電気を安定的にお客様に届ける事業者とは言えない振舞です😿

正確には、彼らのことを「小売電気事業」と言いますが、「電気事業法」改正前までは、10大電会社以外には出来なかった盤石の収益モデルを持った事業でした。10社が独占ですから、お客様獲得経費は限りなくゼロに近く、また、途中解約もありません。加えて、高圧契約の場合の基本料金は、お客様が1年間で一番沢山の電気を使った30分間で決まり(デマンド制)、電気を1kWhしか使わなかった月であっても、何十万、何百万円と言う基本力金をガッツリと取られる“坊主丸儲け”の料金体系でした。例外はありません。

そして、1kWhの電気を作る原価に、必要な(欲しい)利益を上乗せして、更には、原料である石炭・石油・天然ガスの価格の変動分は燃料調整費としてお客様に請求をしても構わない。LEDが部屋を明るくしてくれている、パソコンが動いているこの瞬間も、日本全国で電力メーターが、チャリンチャリンと課金をしてくれている極めて持続可能な事業構造でした。

ここに新電力が参入をして来て、代理店に多大な報酬を払ってお客様を獲得し、さあ、これから儲け(続ける)ぞとなったところで、市場からの電気の調達価格が想定外に跳ね上がったり、ハイリスク・ハイリターンの我々電力のプロからすれば、

持続可能性の観点で成立し得ない料金プランを打ち出し、自ら墓穴を掘ったりで、小売電気事業の最大の財産である多大なコストを掛けて獲得したお客様に、元の大手電力会社に契約先を戻すしかない選択肢を1本の連絡で勧める、大変悲しい結末を迎えています。

中には、「事業を止めますので、後は、大手電力会社とやって下さい。宜しく!!」です。まあ、止めるのも自由ですが、そこには、HPの会社案内に経営トップが掲げた“電力の自由化”の分野に参入し、熱く語った自らの事業目的(今流行りの、パーパス)であり、“志”の欠片も見られません。

“電力の自由化”とともにどこに消えたのでしょう??そこに残るのは、放置されたお客様です。お客様は、幻(幽霊)を見たような気持になっていることでしょう😿

 

一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之