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電気代の高騰の対策は敵を知ることから

“幽霊の正体見たり枯れ尾花”どころではありません!!😿😊

 驚き、桃の木、山椒の木!!~その6

英国は、“電力の自由化”と同様に、日本よりも早くから「脱炭素」に向けての政策を強力に推進しており、小生が彼是5年前に「電力の自由化の現地視察」に行って、日程的に現地を見に行くことは出来ませんでしたが、建設さ中だった羽根の長さが80メートルもあり、1基で8MWの発電能力を持った超大型の風力発電機を北海洋上に32基も建設(240MW)をするリバプール沖の発電所を始めとして、大量に風力発電所を建設してきました。

そうしたことを背景に、石炭火力発電を大幅に縮小して来ました。一方で、頼りにしていた三菱重工も絡んでいる320万KWの起死回生の大型原子力発電所の建設スピードも規制コストの上昇に直面し、遅々として上がっていませんでした。

そこにきて、今夏は風が弱く、風力発電所の発電量が低迷しました。結果、天然ガスを使った火力発電はフル稼働し、天然ガスの供給が追い付かず価格は高騰しました。ガス代が上がったことで発電事業者は採算が全く持って取れなくなり、22社(47社中)が破綻に追い込まれました。今年の冬も数百万世帯が暖房を節約して過ごすことになりそうです。 

そして、最高に皮肉なことが起こりました!!

11月の英国でのCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)の期間は発電に足る風が吹かず、風力発電所は5%しか稼働しなかったため、天然ガス火力発電所をフルに稼働させ、海を越えたフランスなど周辺国からも電気を買い集めましたが、それでも足りないので、まさに会議のさ中に、例年通りやり玉に挙がっていた休止中の石炭火力発電まで動かしました。

これ以上の“アイロニー”があるでしょうか・・・・😿

頼みのシェールガスも環境破壊であるとして、反対するNGOによって事実上禁止されてしまいました。

強引な「脱炭素」はエネルギー供給体制を脆弱(ぜいじゃく)にする。光熱費は高騰し、停電の危機が起きる

こうした議論が日本でも巻き起こって来そうです。なぜなら、日本でも、既報の様に、来年の2月には、殆どすべての電力会社で、明確に電力の供給不足が予測されているからです。

経済が失速気味の中も、この原稿を書いている広島駅前のスタバの窓から見える駅前の再開発は進められています。如何に省エネビルにしようとも、絶対的なエネルギーであり、ビルにおいてその大半を占める電気使用量は増え続けます。

何かを根本的に見直すではなく、価値観をチェンジをしなくていけない時代に入っている気がします。

明日からは、電気代の高騰対策シリーズです😊

一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之