関西電力の逆襲始まる!!またまた、未来洞察が当たりました

 高浜原発3号機が予定より8ヶ月早く、来月には運転開始となります。4号機まであるので、全てが稼働を始めると350万KWの発電設備容量となり、関西電力全体の容量である3,000万KWの10%を優に超えます。

 これまでも、CO₂排出係数において、中国電力管内では3割近く少ないことから、数百億円規模の市場を奪って来ていました。電力部不足に陥るまでは。

 

 

 

東日本大震災以降、”羹に懲りて膾を吹く”のが大好きな国民性から、殆どの原発を停められ、関西電力は苦労をしました。これまでの価格競争力を失い、顧客をわれ、一時は、経営危機も叫ばれました。

しかし、ここに来て、状況は一変です。

 

 

 

 3号機は、本来なら来年の3月から商用運転開始の予定でしたが、この8月からに早まりました。夏の電力ピークにギリギリ間に合います😊

 

 

 

こうした中、原発の電気は夜間に大量に余ります。先達て、関西電力は、オリックスと共同で大型の蓄電所の建設も発表をしていました。これから、どんどん建設をして行くものと思われます。規模も大きくなるでしょう。

 

 

 

「電力の未来」でも「エネルギーの未来」でも言い続けて来ましたが、最強の電力インフラは、原子力発電所と大型蓄電所の組み合わせです。

 

 

 

また、同じように、未来洞察をした西日本の電力会社の統合(一本化)も、こうした流れの中で、関西電力を核にそうなります。これだけの投資に個別の電力会社では対応できません😿

 

 

 

イーロン・マスクは、既に、世界中に超大型の蓄電所の建設を始めています。さらには、その蓄電池には、リチュウムが必要なために、世界の投資家に向けて、これからはリチュウムの採掘、精製に投資をするのが一番利回りが取れますとの情報を流し(キャンペーンというか、得意の世論の誘導を)始めました😿

 

 

 

下手をしたら、日本の希望の星である「全固体電池」を潰しに来るかもしれません。こう考えると、やはり、資本主義の中では「経済」こそ戦争だと痛感します。

 

 

 

そんな中、金曜日は、「脱炭素経営塾・ザビエル」の第1回の収録です😊塾長の小生の立場は、”喝(カツ)”と口をはさむ張本選手だそうです😿はてさて、どのような番組になることやら😊

 

一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之