最近では、NHKニュースなどで、脱炭素社会に向かうに際して新たに生まれるマーケットの規模に関して、260兆円と言った情報がお茶の間に流れて来ます。一般的な方々には、ピンとこないと思います。
少し、具体的な話をすると、昨年、日本では240万台の車が売れました。そのうちEVはたった2万台です。この場合、新たに生まれたマーケットは、EV車1台の価格を350万円とすると、350万円×2万台=700億円と僅かなものです😿
しかしながら、最近発売された日産初の本格的な軽自動車EVのさくらは、何と月間で2万台も売れました。例えば、これから暫く毎月2万台売れたら、年間で24万台、1台250万円として計算すると、250万円×24万台=6000億円です。中々の規模の新たなマーケットの誕生です。
当然、EVやPHVが売れれば、充電設備はマストです。
急速充電器を2030年までに2万2千基増やすのが国の目標です。日本人はせっかちなので大型の急速充電器が流行ることになると思います。工事代を含めると2千万円近くになります。
さて、マーケットは・・。
2000万円×2万2千基=4兆4千億円。これはでかいマーケットで、勿論、メンテナンスも伴いますので、大きな新市場となります。
普通充電設備で、目標あと12万台ですので、こちらは、1箇所50万円で6000億円、都合合計5兆円の新市場の誕生で、加えて、今は電力は不足していますが、ガソリンに変わる電気の売上(チャージ料金)も大変なものになります。ここに参入すると言うのが、攻めの脱炭素経営と言えます。敵は多いですが、ブルーオーシャンです😊
今、このEV充電インフラ創りシェアNO1を独立系で狙っているのは3社です。いずれもベンチャーで、ソフトバンク系の会社、新電力選択サイトを日本で最初に立ち上げた会社、そして、我々のTerra motorsグループです。
恐らく、脱炭素社会創りと言う企業パーパスを腹落ちし、志を持った経営陣であり社員が一人でも多くいる会社が残ることは、サビエルにとっての未来洞察です😊😊
一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所
理事長 村井哲之