日本人はなぜ、未来が洞察(どうさつ)出来ないのか?!

ネットを見ると、未だに、ホンダの三部社長が社長就任会見で、「2040年度に世界の新車は全てEVとFCVに!」と言ったことを取り上げて、それを、巨大なリスクとし、「第2の日産」になってしまうと言っている方々がいますが、私には、今、EV化に舵を切らないことにこそ最大のリスクを感じます。

そうしたことを未だに言っている方々に限って、EVの心臓部であるバッテリーを韓国の企業と組んで作るのは如何なものかとか言っており、これからの社会と言うか世界においては、世界の(日本だけではない)持続可能性を担保する事業でしか収益を挙げ、自らの事業の持続可能性を担保することが出来ないことに未だに気付いていません😿

 

 

 

そうした方々は、昨年度の日本市場で発売された新車のEVが2万1,139台(普通/軽)で、6月に発売された日産の軽「EV」のさくらの現時点での販売台数が2万3千台を突破したことや、日本のガソリンスタンドが、現在、2万9千箇所しかなく、一方、急速充電器約8千基、普通充電器が約2万2千基の中で、2030年度までに15万基(普通充電12万基、急速充電3万基)の設置を国は急いでいる(アメリカは、50万箇所/EUは300万箇所を目指している)こと(国だけでなく、東京都も、2千万円からする大型の急速充電器に、7割の補助金を出す鼻息の荒さです😊)や、田舎では、ガソリンスタンドがないから、高齢者が軽EVを買って、そのために、急速充電スタンドを欲している(基本、戸建ての自宅でコンセント充電しますが、軽「EV」の為、途中でバッテリーが減ってきた際は、経路にて短時間で充電する。高齢者は、心配性だし、実際に、冬期に雪道で動かなくなったら命に係わる)ことなど、こうしたことを如何に説明するのでしょうか😿聞いて見たいものです!!

 

 

 

ガソリンスタンドが消えゆく中、彼らは、どうやってガソリン車を売って行くのでしょうか??😿

 

 

 

こうした方々を見ていると、世界(地球)の未来が見えずに、一方で、未来を”洞察”していると言うか、自らがその骨格(SDGsそのもの)を基に創り出し、その世界でのルールを決めた欧州白人に対して、いや、他にも手立て(技術を含む)があるんじゃないかと最後まで”悪あがき”をしている日本のサラリーマン経営者の姿が目に浮かんできます。その意味では、ザビエル的には、三部社長は、立派な”変革者”に映ります。

 

 

 

世界がそこに向かっているなら、そこでのルールを熟知し、また、必要とあらば、自らがルールを作り、それを世界に認めさせ、自らの持続可能性を担保し、「大義」の下、攻めのSDGsの中で新たに創り出された市場において、「秩序形成力」を確保し、未だかつて人類で”実物”を見た人間などいない「温室効果ガスの排出権」の販売で四半期ごとに、4億~5億ドル(560億~700億円)のキャッシュを実際に稼いでいるイーロン・マスクさんのTeslaを目指したいものです😊😊

 

 

 

アジアにおけるEV社会実現へ向けて、ある分野でTeslaを目指す事業家に巡り合い、その事業の一部ではありますが、そこへの参加を決めました。脱炭素社会の骨格は、EV社会との自らの未来洞察に基づいて!!

一般社団法人 SDGsビジネス総合研究所

 理事長 村井哲之